旅と鉄道の美学

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【鉄道車両系】 真のトロッコ列車をご存知か。飯田線の初代トロッコが懐かしい。(愛知県・静岡県)

全国にトロッコ列車なるものがあるが、乗り心地の良いトロッコはトロッコではない!と訴えたい。


つまり、トロッコというからには、クソゲーで有名なスペランカーに登場するような乗り心地の悪いものでないといけないのだ。
何かというと、車軸が4本か2本かの違いである。

 

「ガタンゴトン、ガタンゴトン」でなく、「ガタゴト」で終わり。

松本人志流だと、「オジンオバン、オジンオバン」ではなく、「オジオバ」で終わり。

 

映画「脱走特急」で、追いかけるドイツ軍兵士がのっていた貨車と同じである。

通常、皆さんが通勤で乗っているような車両は4軸で、空気ばねなどがついているので、特段乗り心地を気にするようなことはない。
しかし、これが2軸になると、振動がもろに伝わってきて、すこぶる乗り心地が悪い。乗客に対して貨物レベルの扱いなのだ。

あるとすれば、車掌車ぐらいである。

  

 

そんな漢な列車を運行していたのは、わが地元、飯田線である。
途中で変更されてしまったが、あの乗り心地の悪い2軸の貨車を客車にした発想は大したものである。
リニアとか言っているJR東海からは想像もつかないのである。
しかも今のJR東海は機関車を1台も持ってないと聞く。

 

ピンボケで申し訳ないが、ご覧いただきたい。
飯田線豊橋中部天竜間で運行していた「トロッコファミリー号」である。

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真ん中にトロッコが3両挟まれている

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トロッコ車両内部。貨車のまんま。

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冬は座布団あり


飯田線 トロッコファミリー号 EF58

 

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 南阿蘇鉄道トロッコ列車。これも貨車を改造したもので、乗り心地は悪いですね。