JR最強の路線は埼京線といわれますが(スーパーベルズ談)、JR最強のカードは間違いなくJRカードです。しかし知名度があまりにも低い。みどりの窓口の片隅の看板に小さく「JRカード」と書かれているぐらいです。
それもそのはずで、すでに新規加入者は受け付けておらず、JR各社は当然に自社のカードを推奨するからです。
このカードの前身は国鉄時代にあったJNRカードで、JRになり名称が変更されました。種村直樹氏の著書でこのカードを知ってから、クレジットカードをもつときにはこれにしようと中学生のときから決めていて、大学生で取得しました。
ポイントの還元率がいいとか、ラウンジが使えるとか、そんな派手なサービスはないですけどね。鉄な視点はそこではないのです。
通常、クレジットカードで購入すると、「C制」と記載されて、変更や取消の制限がかかります。しかし、JRカードは最強ですので、JR他社においても変更や取消ができてしまうのです(表記は「クレジット」)。国鉄時代の対応が存続していたのです。分割民営化時の全国共通のサービスを維持するという政府方針がここに現れているといえます。
そんなことを言いながら、取引先との営業上の関係やポイント還元率にまけて、いまは別のカードにしていますがね。
上がJRカードで購入した事例(「クレジット」)。下がそれ以外のクレジットカードで購入した事例(「C制」)。
★なお、クレジットカードで購入した特急券などですぐに購入場所にいけない場合は、近くのJRの駅の出札に行きましょう。「取消済」のハンコがおされて後日、発行箇所で払い戻しが可能です。あきらめてはいけません。
小学生の時に駅で見つけて保管しておいたパンフレット。
このときはクレジットカードというものの仕組みが分かっておらず、単に会員券レベルのものと思っていました。